シチズンHLDは今期の営業利益24%増と急回復を見込む

2012年5月12日 18:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■アジア地域で時計好調・増配へ

  シチズンホールディングス <7762> が11日に発表した2012年3月期の連結決算は、売上高が前期比1.8%減の2797.9億円となり、営業利益は同1.0%減の165.3億円となった。純利益は、所得税法等の一部改正などを受け、同50.3%増の76.9億円。

  時計事業の部門利益は円高の影響を主因に前期比9.7%減。ただ、「シチズン」ブランドの国内動向が9月頃から市況に回復傾向が見え始め、下期は好調に推移し、年末商戦から年明け以降も好調に推移した。北米では、クリスマス商戦が活況。アジアでは、特に中国市場で大幅な増収となったほか、その他のアジア諸国においても、「エコ・ドライブ」などの好調により大幅に売り上げを伸ばした。

  工作機械事業の部門利益は同89.9%増加。自動車向けや医療関連向け等が好調で、タイの洪水被害の復興需要などに加え、欧州やロシアで好調の自動車関連ジョブショップ向け等が増加した。

  オプトデバイス事業では、バックライトユニットや水晶デバイスが減収となった一方、強誘電液晶マイクロディスプレイがミラーレスデジタル一眼カメラ市場の拡大とともに伸長。電子機器では、プリンターを取り巻く全般的な市場環境は依然として厳しい状況が続いている中で、フォトプリンターが好調。健康機器も好調。

  今期・13年3月期の連結業績予想は、為替前提を1ドル80円、1ユーロ105円とし、営業・経常利益の大幅回復を計画。売上高を4.4%増の2920億円、営業利益を24.0%増の205億円、純利益を55.9%増の120億円とした。予想1株利益は37円04銭。年間配当は10円の見込みとし、前期比で2円増額。

  株価は、昨年9月の350円台から今年3月の537円まで半年近い上昇トレンドを描き、4月に529円の2番天井をつけた形で調整中。調整相場での安値は直近11日の468円だった。今期の大幅増益予想には意外感があるようで、急反発なら、直近の下げ幅の半値戻しになる約500円を超えてからの勢いが注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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