【注目の決算発表】ホンダはV字回復業績・連続増配も円高、ADR安が重なり反落

2012年5月1日 14:02

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ホンダ <7267> は1日、93円安の2803円まで下げて変わらずを挟んで3営業日ぶりに反落している。連休前の4月27日大引け後に3月期決算を発表、前期業績は、今年1月に再開示した一転した下方修正値通りに減収減益転換、今期は、V字回復と連続増配を予想したが、市場コンセンサスを下回ることや、きょう1日の為替相場が、1ドル=79円台後半と円高に進み、前日4月30日の米国市場で、同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して20円安(円換算値)で引けたことも重なり利益確定売りが増勢となっている。

  前期業績は、前々期比11%減収、59%営業減益、59%税引前純益減益、60%純益減益と落ち込んだ。二輪事業の売り上げは続伸したが、四輪事業の売り上げ台数が、東日本大震災やタイの洪水による一時的な操業休止、減産で前々期比10.7%減となり、これに円高の影響や研究開発費の増加が重なり減収減益転換した。

  今期は、為替レートの前提を1ドル=80円、1ユーロ=105円として為替の影響をゼロとして、四輪車の世界販売台数を前期比4割増の430万台と過去最高を見込んで増収増益転換、純利益は、4700億円(前期比2.2倍)とした。市場コンセンサスを約530億円下回る。

  配当は、前期に60円(前々期実績54円)に増配したが、今期は76円に連続増配する。

  株価は、昨年10月に上方修正した前期業績をいったん未定に変更したことで売り込まれた2127円安値から底上げ、今年1月の減額再開示では悪材料出尽くし感と円高修正が相乗して年初来高値3300円をつけ高値調整した。値固めが続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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