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三菱航空機、「MRJ」量産初号機納入を2015年度半ばから後半に見直し
三菱航空機は25日、三菱リージョナルジェット(MRJ)について、量産初号機納入を2015年度半ばから後半にすると発表した。ただし、今後の開発においてスケジュール短縮の施策を強力に推進し、量産初号機納入の前倒しに注力するという。また、量産段階での更なる生産規模拡大の検討も併せて行うという。
また試験機の初飛行は、「製造工程の見直し及び確認作業に多大な時間を要している」、「開発段階での各種技術検討に多大な時間を要している」といった理由により、2013年度第3四半期とするという。なお、「詳細な飛行時期は、後日ロールアウト式典などのイベント等にあわせ発表する」としている。
一方、MRJ搭載エンジンは米国Pratt and Whitney社で設計・開発が進められている。今月末から試験用航空機にテストエンジン(PW1217G)を搭載して飛行試験を開始する予定で、順調に開発が進められているという。
三菱リージョナルジェット(MRJ)は三菱航空機が開発する70~90席クラスの次世代民間旅客機。世界最先端の空力設計技術、騒音解析技術などの適用と、最新鋭エンジンの採用により、大幅な燃費低減と騒音・排出ガスの削減を実現。圧倒的な運航経済性と環境適合性により、エアラインの競争力と収益力の向上に大きく貢献する。また、1列4席の配置、大型のオーバーヘッド・ビンの装備、新型スリムシートなどの採用により、これまでのリージョナルジェット機にはない快適な客室空間を提供する。
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