コニカミノルタ、アジア・中東地域で統括会社発足および販売会社設立

2012年4月12日 21:02

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 コニカミノルタビジネステクノロジーズは12日、アジア地域での情報機器の事業拡大と展開力強化を図るために、シンガポール及びアラブ首長国連邦(UAE)に地域統括会社を発足させるとともに、ベトナム・トルコに販売会社、タイに事務所を新設すると発表した。今後は、東南アジア、中東地域をはじめとする成長市場において、マーケティング支援や顧客へのサービス向上を目指した販売展開をより積極的に行っていく。

 従来、アジア地域における情報機器の販売活動は、各国の販売会社および現地代理店を通して個々に行っていた。しかし今後、同地域のさらなる市場の拡大が見込まれることから、販売活動において直接的なマーケティング、顧客支援、教育などを行うことが重要であると判断。今回、東南アジア及び中東地域統括会社の発足と直轄の販売会社及び事務所の設立を通じて、現地の市場ニーズに応えるスピーディで質の高い販売及びサポート体制の強化を図るとともに、同地域におけるコニカミノルタの一層のプレゼンス向上を目指す。

 具体的には、東南アジアと中東地域における地域統括会社として、シンガポールに「KONICA MINOLTA Business Solutions Asia PTE Ltd.」(以下 BSA)、UAEに「KONICA MINOLTA Business Solutions Middle East FZE」を発足させる。各社は当該地域の営業・物流・マーケティング・サービスの機能を統括し、地域内オペレーションの最適化を推進する。また、今後需要拡大が期待されるOPS(Optimized Print Services)への対応に向け、販売会社・代理店への支援強化を図り、競争力強化と市場シェア拡大を実現していく。タイにはBSAの活動拠点となる事務所を開設し、同国における市場調査や現地代理店、BSA本社と調整業務を行い、販売体制と顧客対応力の強化を図っていく。

 また、ベトナム・トルコでは販売会社を新設し、従来の代理店経由の販売ルート網を強化するとともに、それぞれの市場における現地密着型のマーケティング活動を展開し、高付加価値サービスを提供していく。

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