【銘柄診断】大阪ガスはガス・電力のマルチエネルギー体制の確立を目指す方針

2012年4月11日 13:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  大阪ガス <9532> は4月3日に343円と高値を更新、新展開に歩を進めてきた。原油高によるガス事業の採算悪化で前2012年3月期の第3四半期累計の営業利益は257億円4400万円と前年同期比52%の減益に見舞われた。原油価格上昇に連動した原料ガスが値上がりし採算が悪化したことが響いた。

  液化天然ガス発電所の電力価格が上昇基調にあるため、今3月期通期では営業利益は710億円と前期比19%減益に減益率が縮小する見通し。

  工業用を中心とした天然ガスコージェネレーションやガス空調機器の導入、燃料転換などによる新規需要の開発といった天然ガスシフトの進展による需要増加が見込まれるため今2013年3月期の営業利益について会社側は900億円、前期比26%増益の試算を明らかにしている。

  2020年を見据えた長期経営ビジョンでは、ガス・電力のマルチエネルギー体制の確立を図っており、上昇トレンドはまだスタートしたばかりだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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