三菱ふそう、次世代大型トラックのコンセプトモデルを発表

2012年4月5日 16:55

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「FUSO-ConceptII」(画像:三菱ふそうトラック・バス)

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  • 「FUSO-ConceptII」(画像:三菱ふそうトラック・バス)
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 三菱ふそうトラック・バスは5日、20年後の商用車市場を視野に入れたコンセプトモデルである「FUSO-ConceptII」を発表した。

 「FUSO-ConceptII」は、FUSOブランド発足100周年である、20年後の2032年の商用車市場を想定した大型トラックのコンセプトモデル。20年後の商用車市場では、アジアの交通網が整備されヨーロッパと直結。そして、隊列走行技術が実用化されるとともに、バッテリー・燃料電池技術が飛躍的に発展していると考えられる。そこで、2032年に東京とイスタンブールを結ぶアジアンハイウェイ:AH1を走るトラックを想定してデザインスタディした。なお、駆動方式はディーゼルおよびソーラー発電によるハイブリッドとなる。

 「FUSO-ConceptII」の特長は、「空力と積載効率に配慮したデザイン」、「ソーラー発電での電動ハイブリッド技術」、「隊列走行による効率的な走行を視野」など。

 外観は、前面からのラウンド形状を採用するとともに、グリルシャッターやアクティブリアフラップ、アンダースポイラーなどを採用し、空気抵抗を極限まで減らしたデザインを採用している。キャビンは居住性を高め、室内高を確保するとともに、荷台部分との一体形状とした。また、FUSOのデザインコンセプトであるVラインを引き続き採用。風の流れを表現しながらも力強さと精悍さをアピールしている。そのほか、計10箇所のカメラによる360度の視野を実現し、安全面を確保している。

 インテリアは、運行に関する事柄を車両が統合的に判断する統合運行管理システムとピラーを含む運転席周りはグラスコックピット化した。ドライバーは、より多くの情報をより少ない動作で欲しい情報のみを得る事が可能となり、労力の低下と運転への集中が可能となっている。運転環境の変化に加え、「仕舞う」、「たたむ」といった日本人の知恵を活かす事で、従来の室内長を変えずに広く快適な高効率空間を提供する。

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