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オンコセラピーは塩野義製薬と治療用ペプチドワクチンの権利譲渡の契約締結を材料に株価急騰
■ひと月前は、すい臓がんに対する治療用ワクチンの効果が認められず2日間ストップ安と株価は乱高下
オンコセラピー <4564> (東マ)の30日の株価は、前日比14,200高の138,300円と急反発した。
要因は、前日に、塩野義製薬との治療用ペプチドワクチンにおける全疾患を対象とした適応拡大と新規ペプチドの権利譲渡に関する契約を締結したことが評価されたことによる。
ひと月前を振り返ると2月28日夜、NHKの取材に、全国の25の医療機関で行ったすい臓がんに対するがんワクチンの臨床試験(新生血管阻害作用を期待したがん治療用ワクチン OTS102(Elpamotide、エルパモチド)第II/III相臨床試験(PEGASUS-PC Study))の結果、延命効果に統計上の差はなく、有効性は確認できなかったと公表したことから、同社の株価は2日間連続のストップ安と急落、28日の引け値19万100円から3月1日は11万100円で引けている。しかし、今回のニュースにより、急反発と乱高下している。
■今後は「オンコアンチゲン」由来のペプチドワクチンの開発を優先
2月29日に同社は、すい臓がんに対する治療用ワクチンの効果が認められなかったことから、今後の開発方針を発表している。すい臓がんに対するワクチン臨床試験のOTS102とは作用が異なる、「オンコアンチゲン」由来のペプチドワクチンの開発、および複数のペプチドのカクテルワクチンとして開発することを優先し、提携先製薬会社とこれまで以上に緊密な関係を構築することにより、各開発パイプラインの進展を目指すとしている。
パイプラインには、同社と大塚製薬が共同開発する膵臓がんに高い抗腫瘍効果が期待されるOCV-C01を用いた膵臓がんに対するCOMPETE-PC Study(第III相試験)、ライセンスアウトし塩野義製薬が開発している膀胱がんワクチンおよび食道がんワクチン(第I/II相試験)、シンガポール大学で第I/II相試験を実施中である同社開発の胃がんに対するワクチン(OTSGC-A24)、小野薬品工業にライセンスアウトした肝細胞がんワクチン(本年中の臨床試験開始を目指す)等がある。
株価急落の原因となったすい臓がんに対するがん治療用ワクチン OTS102は効果が認められなかったものの、その他のパイプラインは順調であり、しかも今回の塩野義製薬へのライセンスアウトにより、今後のライセンス料、マイルストーン料といった多額の収益が見込まれることから、株価の見直しは急激に進むものと予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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