メルセデス・ベンツ日本、高級スポーツカー「SL」を11年ぶりにフルモデルチェンジ

2012年3月19日 10:50

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SL 550 BlueEFFICIENCY(AMG スポーツパッケージ装着車)欧州仕様(画像:メルセデス・ベンツ日本)

SL 550 BlueEFFICIENCY(AMG スポーツパッケージ装着車)欧州仕様(画像:メルセデス・ベンツ日本)[写真拡大]

 メルセデス・ベンツ日本は18日、メルセデス・ベンツの最高級ロードスター「SL」を11年ぶりにフルモデルチェンジし、新開発フルアルミニウムボディシェルや新世代パワートレインなど、環境適合性、動力性能、快適性を大幅に向上させる革新的な先進技術の数々を搭載し、同日より全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売すると発表した。価格は1,190万円(税込)から。なお、顧客への納車開始は6月以降を予定しているという。

 メルセデス・ベンツの新型「SL」は、1952年に発表されたガルウィングモデル「300 SL」から始まるメルセデス・ベンツの高級スポーツカーとして、第6世代にあたるモデル。ロングノーズ・ショートデッキの伝統的かつ流麗なロードスターのスタイリングに、時代をリードする様々な先進技術を盛り込み、最高級ロードスターとして優れた走行性能と上質で快適な乗り心地、高い環境適合性と安全性を兼ね備えている。

 新型「SL」は、メルセデスの量産モデルとして初めてフルアルミニウムボディシェルを採用。従来モデルと比較し、最大で140kgの軽量化を実現、燃費向上に貢献している。またルーフフレームにマグネシウムを採用するなど部位により最適な素材や構造設計を施し、ねじれ剛性を従来モデルより20%以上向上し操縦性と快適性を高めている。

 新型「SL」の全てのモデルは、新世代直噴エンジンとECOスタートストップ機能を備えた最新型トランスミッションを搭載し、動力性能と燃費経済性を高次元で両立している。また、サスペンションにもアルミニウムを多用し、ばね下重量を低減、電子制御サスペンションとあいまって俊敏なハンドリング特性と快適な乗り心地を実現している。

 新型「SL」では革新的な装備として、低音スピーカーをドアに内蔵せず、運転席および助手席の足元に設置することでルーフの開閉状況に関わらず臨場感あふれる音響を実現する「FrontBassシステム」を搭載している。またワイパーブレードに数多く開けられた穴からウォッシャー液を噴射することにより、オープンルーフ時にも室内を汚すことなく視認性を確保できる革新的なウインドスクリーン払拭洗浄システム「マジックビジョンコントロール」を標準装備。さらに、リアバンパー下に足を近づけるだけで、手を使わずにトランクの開閉が可能な「ハンズフリーアクセス」を採用している。

 また、最先端の安全装備を採用。レーダー波を用いて前方や側方の車両などを検知し、自動的にブレーキを作動させ衝突の危険性を低減する最新の予防安全システム「レーダーセーフティパッケージ」や、配光モードを自動で切り替えるインテリジェントライトシステム等の先進のドライバー支援システム等を標準装備した。

 

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