【今日の言葉】所帯少人数化ビジネス

2012年3月18日 10:43

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  『所帯少人数化ビジネス』=東京都の1世帯当人数が、今年1月時点で1.99人と2人を割ったという。データの残る昭和32年(1957年)以降で最低値という。昭和30年代初頭は、地方から東京へ本格的に人が集まり、その当時の1世帯人数は4.09人だったという。55年間でずいぶんと単身者が増えたものだ。豊かで便利となったことで独り暮らしが可能となった。むしろ、邪魔されない個人のライフスタイルが尊重されるようになった。

  一方で高齢化も進み単身者の孤独死も伝えられるようになっている。1世帯の人数が少なくなれば、売れる商品・サービスも変わってくる。部屋の真ん中で存在感のあったテレビは小型化、定置型電話は携帯、家族でドライブより電車で独り好きなところに出掛ける。食品売場でも大所帯用から1人前の小口が目立つ。郊外の大型店舗より生活圏に身近なコンビニが人気となっている。

  これからも、少子高齢化と「所帯少人数化」の進展でビジネスの形態もいっそう変わるものとみられる。ただ、単身者の代表である学生の東京志向はますます強まっている。その東京の大学生向けマンション等の事業を展開している毎日コムネット <8908> の業績は好調だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【話題株】イー・アクセスは板野友美さんのCMで投資家層拡大期待も(2012/03/16)
【話題株】シャープは新「iPad」を巡る一昨日の下げを取り戻す(2012/03/16)
犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2012/02/02)
株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2012/02/02)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事