【銘柄診断】デジタルガレージは足元の業績停滞を嫌気、業績未達懸念が台頭

2012年3月9日 10:30

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  デジタルガレージ <4819> (JQS)は9日、3400円高の21万900円と続伸している。株価は1月19日につけた18万3000円を底に反騰に転じるかに思えたが、底値ゾーンでの展開を続けている。

  電子商取引(EC)向けの決済サービスが好調だったほか、投資先の海外ネット企業の株式売却益も寄与し、今2012年6月期の12月中間決算は3億200万円と(前年同期1億8100万円の欠損)と表面的には好調な決算となった。

  ただ、これを4半期別で見ると、第1四半期の営業利益4億3700万円に対し、第2四半期は1億3500万円の損失。そうした足元の状況を踏まえ、据え置かれた今6月期の営業利益13億5000万円(前期1億3500万円)について、未達懸念が台頭しているようだ。

  同社が出資する交流サイト(SNS)世界最大手の米フェイスブックが2月初めに新規株式公開(IPO)を申請したが、株価はほとんど反応を見せず、材料として鮮度が落ちてきているニュアンスは否定できない。今12月期後半の業績動向に関心が集まりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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