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【銘柄診断】天昇電気工業は出来高が急減、減額も加わり調整色が強い展開へ
記事提供元:日本インタビュ新聞社
天昇電気工業 <6776> (東2)がいきなりの急騰相場に走ってきた。2月16日の63円を目先底値に3月2日には178円まで買い進まれた。立会い日数12日で2.8倍という大幅高だ。
ただ、株価を支援する何か特別な材料が出たわけではなく、東証2部指数が歴史的な連続高に進む中、相次ぐ出遅れ買いの波が同社に押し寄せたものと思われる。
樹脂成型加工メーカーである同社のコア事業である薄型テレビ外装部品は昨年7月の地デジ切替後、テレビの販売台数が大幅に減少。加えてタイの洪水の影響による部品供給不足に伴う生産調整が加わる厳しい状況に変わってきた。そのため、今2012年3月期決算は営業利益が従来の3億7000万円から8000万円(前期8億4100万円)に引き下げられた。
株価はこれを無視して買い上げられたが、動きが止まれば足元の業績に目が向くもの。商いも3月1日の大商いの後は急減状態に陥っており、反転への芽生えは伺えないようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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