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異業種データ連携サービスの実証実験をぐるなびと富士通が開始
ぐるなびと富士通が、国内最大級のグルメ情報サイト「ぐるなび」と、富士通の携帯電話・スマートフォンを活用した健康増進支援サービス「からだライフ」とを連携させた新サービスの実証実験を行うと発表。「食」を楽しみながら、運動や生活習慣の見直しなどに取り組むことができ、かつ、店舗への集客促進、および対象エリアにおける経済を活性化させるサービスの実現を目指す。
実証実験は、富士通の川崎工場に勤務する従業員がモニターとなり、周辺地域の飲食店協力のもと実施される。「からだライフ」により歩数や体重などのバイタル情報を収集して健康管理を行い、それらのデータと飲食店の位置データやメニューの料理などとを組み合わせて、生活習慣見直しを支援する「ぐるなびクーポン」が画面に複数提示されるという。クーポンには、事業所から店舗までの歩く距離に応じてお得になるカロリー消費型クーポンや、野菜たっぷりや塩分・油分などを控えたメニューなどカロリー摂取型クーポンなどがあり、利用者の好みやニーズに応じたクーポンを提示することで、店舗へと誘導する仕組みになっている。
最近はその利用が活発化し、今回の実証実験でも用いられる行動ターゲティング広告。人の行動履歴を基に、興味をもつと思われる分野の広告を積極的に提示することで、その広告効果は確かに高いものとなるであろう。しかし、利用者からすれば、興味のある分野の情報が容易に集められる反面、新たな発見、新たな興味といったものに出会う機会が減ることに繋がるのではないだろうか。また、自分の趣味や性格などが見知らぬ誰かに知られているイメージから、抵抗感を拭えない人もいるであろう。こういった利用者の感覚を払拭する手法が、今後開発、展開されるのであろうか。それとも、時代の流れとして甘受すべきことなのであろうか。その動向を注意深く見守りたい。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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