【銘柄診断】ミサワは決算発表を先取りし直近ＩＰＯ人気を高めて続伸

　　ミサワ <3169> （東マ）は１日、４２円高の１０５７円と急続伸した。同社株は、２月２１日の業績観測報道で、２０１２年１月期の経常利益が、昨年１２月２２日の新規株式公開（ＩＰＯ）時の予想を上回り、前期比２．１倍の４億円弱になったとされたことでストップ高し、９９９円まで調整したが、３月１４日に迫った決算発表を先取りし、直近ＩＰＯ人気を高めて、割安株買いが増勢となった。

　　同社は、公開価格８６０円でＩＰＯされ、公開価格が６倍台と割安で資金吸収額も６億円弱と小規模にとどまったことから、公開価格の４０％高の１２０９円で初値をつけ、上場来高値１３２０円まで買い進まれたが、その後は上場人気の反動で調整一方で、今年１月には公開価格を下回る上場来安値８３０円まで売られた。

　　「ｕｎｉｃｏ」ブランドの家具直営店、オンラインショップを展開、２０代中盤～３０代を顧客ターゲットにファッション性・感性重視の家具、インテリア雑貨を充実させ、新規出店も寄与して１月期経常利益は、ＩＰＯ時予想の３億７９００万円から約２０００万円上ぶれたとされた。さらに続く２０１３年１月期経常利益も、２５％増の５億円前後と観測されており、決算発表が注目されている。ＰＥＲ８倍台の割安修正で一段の底上げを試そう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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