【銘柄診断】サンリオは海外拡大の業容変革買いは一巡、業績との整合性を点検

2012年2月29日 09:29

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  サンリオ <8136> は昨年11月14日に4195円の高値まで買い進まれた。その起点は2009年11月の673円だから、値幅でも期間の点でも十分な上昇トレンドを形成した。

  根強い人気を保つキャラクター「ハローキティ」を筆頭に「マイメロディ」「シナモロール」などオリジナルキャラクターを多数開発。その知的所有権を確立して、アジア、欧州など世界でライセンスビジネスを推進、業容の変革を評価する相場が続いてきた。ただ、PERは22倍台に位置しており、先行した株価と足元の業績の整合性を点検する局面に入ってきている。

  今3月期の営業利益は増額が有力視され、来2013年3月期も連続増益が想定されている。そして今のところ来3月期の1株利益は184円と見込まれている。PERは18倍台となる。さらに買い上がることができるかどうか、微妙な水準である。日証金では逆日歩が恒常化、売り方の買い戻しが底値を支えており、需給妙味は継続している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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