【銘柄診断】ミライアルは8連騰、決算発表を先取りし次世代品期待も高まる

2012年2月23日 13:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ミライアル <4238> (東2)は23日、17円高の1187円まで上げて8営業日続伸し、前日ザラ場につけた東証2部上場来高値1188円に肉薄している。2011年1月期業績の下方修正・減益転換を織り込み、今年3月9日予定の1月期決算発表を先取り、2012年1月期業績やシリコンウエハ出荷容器「FOSB」の次世代品への期待を高め割安修正買いが続いており、ジャスダック市場時代の高値も意識されている。

  同社は、昨年11月18日に東証2部に上場され、12月12日にジャスダック(JQ)上場を廃止し東証2部単独で売買されたが、株価は、昨年8月の業績下方修正や上場に際して実施した株式売り出し(売り出し価格1018円)が響いて下落、東証2部では950円安値からのスタートとなったが、同安値から2割高している。

  業績そのものは、300ミリの「FOSB」の需要は堅調に伸びているものの、主力納入先の値下げ要請で伸び悩んでおり、今年1月から「FOSB」の次世代品450ミリの設備投資が本格化、秋口には成形試作品の出荷が見込まれているだけに、2012年1月期業績への期待が高まっており、3月9日予定の決算発表がクローズアップされている。

  株価は、東証2部上場以来、右肩上がりで2割高しているが、JQ時代の昨年来高値2421円に比較するとまだ半値評価にしか過ぎない。連騰記録が続く東証第2部のハイテク株としてPER8倍台、PBR0.7倍の割安修正が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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