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【銘柄診断】熊谷組は悪材料を織り込む、復旧需要工事の受注増を前向きに評価
熊谷組 <1861> は復興関連株人気に乗り、昨年3月24日に121円の高値を示現したが、昨年の相場は基本的にそれだけだった。高値からは一貫した整理商状で、それも安値は8月と9月の62円、11月の63円、12月の64円と何度もの下値調べを余儀なくされ、はっきりした底打ちが感じられない相場を続けてきた。それが1月と2月の2回にわたり人気相場に走ってきた。
今2012年3月期の第3四半期累計決算は営業利益が4億1600万円(前期23億5700万円)と大幅減益に見舞われ、今3月期決算も営業利益は25億円から20億円(前期40億3400万円)へ下方修正された。
今回の相場はそうした悪材料が株価に響かなくなったことが注目点。長い調整を経て、悪材料がしっかりと株価に織り込まれてきたことを示している。東日本大震災の復旧工事など公共土木工事の受注は伸びているだけに、人件費高騰などのコスト圧縮が進めば来2013年3月期は増益転換の方向が予想される。減少一辺倒だった信用買い残がここ数週間増加に転じてきており、投資家の押し目買い機運が強まっているようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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