【銘柄診断】ノーリツ鋼機は4連騰、復配で業績下方修正・連続赤字をカバー

2012年2月22日 13:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■今期業績の下方修正・連続赤字は織り込み済み

  ノーリツ鋼機 <7744> (大1)は22日、37円高の411円まで上げて4営業日続伸し、東証1部値上がり率ランキングのトップ10にランクインする高人気となっている。前日21日大引け後に今3月期期末配当を3円として復配することを発表、昨年11月開示の今期業績の下方修正・連続赤字は織り込み済みとして値ごろ割り負け株買いが増勢となっている。

  同社の今期業績は、円高により第2四半期に9億8700万円の為替差損が発生するとして下方修正され、純利益は、期初予想の5000万円の黒字転換予想が、9億5500万円の赤字(前期は57億8200万円の赤字)へ引き下げられ、水面下推移が続く。

  為替差損は、第3四半期(3Q)に10億6100万円へ悪化したが、ただ、3Q営業利益は、前期から実施の構造改革効果にコスト削減が加わって6億700万円の黒字をキープ、通期営業利益も、期初予想通りに6億5000万円(前期比2.7倍)を達成できる見通しとなったことから、総合的に勘案して復配に踏み切った。

  株価は、昨年11月の業績減額で上場来安値341円まで売られ、底値圏推移が続いた。PER的には投資採算圏外となるが、PBRは0.2倍と割り負けており、値ごろ株買いの拡大で底上げ展開を支援しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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