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【銘柄診断】シャープは新商品を原動力に来期V字型回復を見込む、修復相場へ
記事提供元:日本インタビュ新聞社
シャープ <6753> はサプライズのある今2012年3月期の下方修正を契機に下放れ相場となり、現在はそこからの修復過程。液晶テレビや携帯電話の販売数が従来計画を下回り、液晶パネル製造の主力拠点、堺工場の稼働を50%程度に下げて生産調整を行っている。
太陽電池も単価下落や需要低迷で部門赤字が拡大、このため今3月期の営業利益は従来の850億円がゼロ(前期788億円)に引き下げられた。こうした部分は急落でかなり織り込まれたものと思われる。
ポイントになるのは来2013年3月期決算。期待が大きいのがタブレット向けのIGZO(酸化物半導体)液晶。高精細・低消費電力などの特徴を持ち、タブレット端末などに売上げを伸ばしている。今後堺工場での生産に進む可能性もあり、懸案だった汎用パネルからの脱却の戦略が進展することになる。
来2013年3月期はV字型の反転が想定され、そうした期待感をベースに修復相場が進展していくものと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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