【今日の言葉】国民の目は外へ向けさせたくない?

2012年2月16日 10:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  『国民の目は外へ向けさせたくない?』=一般紙の第1面には、国内関連記事が目を引くようになった。「日銀の物価上昇1%めど」、「日経平均9200円台乗せ」、「復興本格化」などなど。

  しかし、一方で中国の習近平国家副主席アメリカ訪問、ギリシャ債務問題など見逃せない海外のニュースも多い。とくに、その中で日本にとって直接関ってくる気になる大きいニュースがある。「ロシア軍マカロフ参謀総長の国後島、択捉島の北方領土において軍事力を強化する」との声明が伝えられていることだ。積雪でも動きやすい軽装甲車、対艦ミサイルシステムの配備など、いっそうの軍事力強化に乗り出すという。中国・次期国家主席のアメリカ訪問時期とタイミングを合わせるかのような揺さぶりではある。

  南の沖縄では基地問題で前に進めない日本の民主党政権。東シナ海では中国による油田開発など、北方領土型の実効支配の気配が漂う。海外からみれば、外交下手の日本の現政権のときにできるだけ圧力をかけておきたいという狙いもあるのだろう。

  当然、野田政権も外交に弱点のあることは承知しているものとみられ、国民の目を「外」より「内」に向けたいところだろう。「復興内閣」をマーケットがどこまで支えるかが注目だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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