【新聞&雑誌から投資ヒント】利益重視の縮小均衡から『再び売上重視時代』~日経ビジネス

2012年1月22日 20:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  不景気になると物が売れなくなるため企業ではコスト削減が先行して利益が優先される。しかし、利益重視に偏ると企業は萎縮して基礎体力が失われていく。沈滞ムードの漂う今の日本では「売上の重要」が再び指摘され始めている。日経ビジネス最新号(1月23日号)が、『利益より売上。さらば縮小均衡路線』と題した特集を組んでいる。

  同誌が独自調査の結果、売上増大を重視する「増収重視型」と、利益を重視する「増益重視型」に分類した場合、5年間の累積営業利益においてみた場合は、「増収重視型」の方が「増益重視型」よりも利益は多いという。

  とたえば、「増益重視型企業」では、三菱グループ、東レ、ドコモ,KDDI、デンソー、JR、積水、マツダなどが代表という。一方、「増収重視型企業」では日立、花王、NTTデータ、ユニクロ、リコー、ファミリーマート、武田薬、ヤマトホールディングスなどを挙げている。

  縮小均衡の続く日本。そろそろ、かつての、売上伸長の旗を掲げて前に進むことが大切な時を迎えているようだ。投資の際にも、「売上」が尺度となりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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