【チャート・ワンコメント】パナソニック新安値、典型的な下げパターン、2月3日に決算発表

2012年1月16日 17:53

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■チャート・ワンコメント(週足)

  パナソニック <6752> の16日(月)株価は16円安の613円と13日(金)の1円高から急反落。去る、12日の627円を下回り昨年来安値を更新。

  5日~12日まで5営業連続安となったのに比べ、13日の戻りが極めて小さかったことで上値は望めないとの見方となったようだ。

  週足チャートは、上から「26週線」、「13週線」、「5週線」、そして「株価」の順で並び、典型的な長期右肩下がり相場のパターン。どこかで、この並びが逆になるような形にならないと底値感が出ない。

  月足チャートでも、既に1990年以降の安値に沈んでいるため下値メドが立て難い。マーケットでは、「テレビ中心の家電のパナソニックから、家電以外の製品で絶対的位置づけが明確となるまでは買い難い」(中堅証券)。

  当面は2月3日発表予定の第3四半期決算が注目される。第2四半期発表時(10月31日)の今3月期通期予想は営業利益57.4%減益、最終赤字4200億円の見通し。当時からみて内外の経済環境は好転しているとはいえない。むしろ、対ユーロでは円高が進んでいる。まだ、下値模索が続きそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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