【株式市場を検証】日経平均株価は3営業日ぶり反落、TOPIXは4営業日ぶり反落

2012年1月5日 19:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【東証1部市場の売買代金は7097億円と前日に比べて減少】

■16営業日連続の1兆円割れ

  5日は、日経平均株価が前日比71円40銭(0.83%)安の8488円円71銭となり3営業日ぶりに反落した。TOPIXは前日比6.71ポイント(0.90%)高の736.28となり4営業日ぶりに反落した。前日までの上昇の反動に加えて、為替の円高進行に対する警戒感が強まった。日経平均株価の日中値幅は37円33銭にとどまり、寄り付き後の動意に乏しい展開が続いている。東証1部市場の売買代金は7097億円と前日に比べて減少し、16営業日連続の1兆円割れとなった。

  前日4日の米国株式市場でダウ工業株30種平均株価は前日比21ドル04セント(0.17%)高の1万2418ドル42セントと小幅続伸した。欧州株式市場が下落したことなどを受けて、前半はやや軟調な展開だった。米11月製造業新規受注が前月比1.8%増加となり、10月改定値の同0.2%減少から改善したが、市場予想を若干下回ったことも弱材料視された。しかし年末商戦の小売売上高が好調だったため個人消費が堅調との観測が広がり、小幅ながらも上昇に転じた。S&P500株価指数は前日比0.02%高と小幅続伸、ナスダック総合株価指数は前日比0.01%安と小幅反落した。

  こうした流れに対して、日経平均株価は前日比44円45銭安と売り優勢でスタートした。外資系証券9社経由の寄り付き前の注文状況は差し引き470万株の売り越し観測だった。前日までの上昇の反動に加えて、ユーロ・円相場で1ユーロ=99円台前半に円が上昇したことも警戒感につながった。寄り付きの売り一巡後は、日経平均株価8500円台前半の狭いレンジでモミ合う展開となった。

  午後に入っても序盤は流れが変わらず、売り買いが交錯して狭いレンジでモミ合う展開が続いた。午後の中盤以降になると、株価指数先物取引が主導する形で日経平均株価はやや下落幅を広げて8500円台を割り込み、結局この日の安値圏で取引を終了した。今晩のフランス長期債の入札や欧米株式市場の動向に対する警戒感を強めた。中国・上海株式市場が上昇に転じたが、反応は限定的だった。

  東証1部市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄414(全体の25%)、値下がり銘柄1144(全体の68%)だった。セクター別には、首都高の大規模改修工事が報じられたことを手掛かりに道路・橋梁関連への物色が目立った程度で、主力株は全体的に軟調だった。

  東証1部市場の売買代金上位の個別銘柄で見ると、1位のトヨタ自動車 <7203> は上昇する場面もあったが、結局は前日比変わらずとなった。2位のホンダ <7267> 、6位の日立製作所 <6501> 、9位のコマツ <6305> 、12位のファーストリテイリング <9983> は小幅に上昇した。一方で、4位の東燃ゼネラル石油 <5012> 、10位のTDK <6762> の大幅下落が目立った。また3位の日産自動車 <7201> 、5位の三井住友FG <8316> 、7位の三菱UFJFG <8306> 、8位のグリー <3632> 、11位のファナック <6954> などは下落した。

  国内要因に買い手掛かり材料が乏しい中で、ユーロ圏債務危機問題に関するネガティブ材料が出てこないかと身構え、様子見ムードを強める地合いに変化はない。ただし下値を一段と売り込む動きも見られない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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