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小型ビジネスジェット機「HondaJet」の飛行試験用量産型3号機が初飛行に成功
ホンダの航空機事業の子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company 以下、HACI)は20日(米国東部時間)、小型ビジネスジェット機「HondaJet」の米国連邦航空局(以下、FAA)型式認定取得に向けて、飛行試験用の量産型3号機が11月18日に米国ノースカロライナ州のピードモントトライアッド国際空港で初飛行に成功したことを発表した。
今回の初飛行では、降着装置、高揚力装置などの性能試験、機体の操作安定性試験、データシステム、着陸システム試験など基本性能やシステムの確認を行った。
量産型3号機の本格的な飛行試験の開始に加え、HACIは、機体強度などを確認する構造試験も順調に進めており、構造試験用の量産型2号機による制限荷重試験をすべて完了した。一連の試験でHondaJetの構造強度を確認できたことで、FAAの認定基準を満たす機体の開発が順調に進んでいることを実証した。
2010年12月20日に初飛行した量産型HondaJetは、最高速度425ノット(時速約787km)、最大運用高度4万3,000フィートと上昇速度毎分3,990フィート(約1,216m/分)をそれぞれ記録した。2012年には、飛行試験用の量産型4号機、5号機や構造試験用の機体が追加される予定で、認定取得に向けてより一層取り組みを強化していく。
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