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川崎重工がマレーシアにガスタービンのオーバーホール工場を新設
川崎重工は、マレーシアにガスタービンのオーバーホール工場を新設した。
同社は、1999年にアジア地域のユーザーに対するガスタービン発電設備の販売・サービス拠点として、カワサキ・ガスタービン・アジア社(KGA)を設置し、アフターサービスまで含めた顧客対応を実施してきた。
今回のマレーシアでの工場新設は、近年経済発展によりガスタービン・コージェネレーション 設備に対する需要が増大しているアジア地域において、アフターサービス体制を強化することを 目的とするもの。本工場は、マレーシアのクアラルンプール近郊に建設予定の敷地面積5,180M2、工場建屋1,270M2のオーバーホール工場で、アジア地域における主力機種である6~8MWクラスのガスタービンの 分解・点検・部品修理および交換・組立・運転試験の一貫作業を行う。
KGAでは現在、設備を設置した状態での点検作業・部品交換等のメンテナンスは実施しているが、ガスタービンを取り外して行う分解・修理・運転試験等のオーバーホール作業は、同社の明石工場まで輸送して行っている。今回のオーバーホール工場の新設により、全てのアフターサービス業務をKGA現地で実施することが可能となり、ユーザーに密着したきめ細かいサービスを行うことが できるようになるという。
現在、工場の設計に着手しており、2012年初めより建設を開始し、2012年11月から運用を開始する計画。同工場のオーバーホール能力は、年間24台の予定している。
今後も同社は、KGAを通じてアジア地域でのガスタービン発電設備に対して万全のサービス体制を敷いている。また、米州、欧州・ロシア、中東、日本を含むアジア極東地域においても現地拠点を活用し、世界5極体制によりカワサキガスタービンのサービス事業を積極的に拡大していく。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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