【話題】マーケットは「気迷い」、師走相場最終段階、相場変わる公算も

2011年12月12日 18:02

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  12日(月)の相場で目立った点は、前週末9日に、「30日線」を切って「売り転換」となっていた日経平均が117円高の8653円と反発、わずか1日で30日線を奪回したこと。

  週明けは一段安となる心配はあったものの、NYダウの高いことに救われた。しかし、出来高は15億633万株と、依然、20億割れ状態で力強さは全く感じられない。

  このように、30日線を切ったり、上回ったりする動きのときは「要警戒」といえる。気迷い相場の時が多い。去る10月上旬から11月上旬にかけて、同じように30日線出没を繰り返したあと、結局は下に放れて11月25日の8135円までの下げとなった。

  もっとも、今日(12日)のマーケットで、東証1部の「新安値銘柄数」が、「0」だったように、積極的に売り込む地合いでもない。とくに、11月中の1日出来高が20億株を超えた日は「0」、12月に入っても「2回」にとどまっていることからみて、買い付いていないだけに、投げとなる処分売りも少ない。

  このため、仮に、調整安があっても大きい下げにはならないだろう。師走相場も大詰めで、徐々に買い物が薄くなる可能性がある。その中で、NYダウの調整があれば日経平均は真空を下げる可能性はある。もっとも、仮に、そうした下げがあれば、師走人気相場から、来年の相場を期待する相場へギアチェンジとなる「変化」につながるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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