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マイクロソフトと日産、次世代ディーラーマネジメントシステムに関する覚書を締結
マイクロソフトコーポレーション(本社:米ワシントン州)と日産自動車は12日、Microsoft Dynamics CRMをベースとした次世代ディーラーマネジメントシステムを構築する覚書を締結したと発表した。
Microsoft Dynamics CRMの強力な基盤と日産の自動車業界の知見により、両社は日産の次世代ディーラーマネジメントシステムを構築する。同システムは、CRM機能及びソーシャルコラボレーションツールを融合させることで、顧客とより強固な関係を築くもの。さらに、販売を促進し、グローバル規模での市場シェアを高めることができる。また、両社は同システムをWindows Azure platform上で稼働させ、マイクロソフトのパブリッククラウドサービスが持つスケールメリットや柔軟性を享受できるようにしていく。
マイクロソフトビジネスソリューション担当プレジデントのキリル・タタリノフ氏は、「どのようなビジネスにおいてもお客さまとの信頼関係を保ち続ける事が成功の秘訣。Microsoft Dynamics CRMは、ビジネスをより理解し、お客さまやパートナーとの信頼関係を強化することに貢献できる。マイクロソフトは日産と協業できることを楽しみにしている。マイクロソフトは日産がお客さまとの信頼関係を維持し、今日のビジネス環境で勝つことができるソリューションを提供する。同時に自動車業界の業務ニーズに対応したソリューションを提供していく」と述べている。
また、日産自動車副社長のアンディ・パーマー氏は、「日産は自動車業界で最も革新的なクルマをお届けしている。同様に当社は、革新性と情熱をもってお客さまの満足度向上に取り組んでおり、マイクロソフトとともに次世代ディーラーマネジメントシステムを構築できることを光栄に思う。当社は中期経営計画(日産パワー88)の元、新たな成長段階へと踏み出した。本システムが、当社の販売拡大およびブランド向上に貢献することを期待している」と述べている。
次世代ディーラーマネジメントシステムは、日本及び他の戦略的地域の日産ディーラー網へ順次展開される予定。同システムは、様々な国、地域および自動車メーカーの固有な要件に合わせて、カスタマイズできる柔軟性を持っており、他社への適用も期待できる。日産は、アプリケーションのグローバル展開、及びクラウド技術の適用拡大を目的として、引き続きMicrosoft Dynamics CRMおよびWindows Azureの更なる活用を検討していく方針。
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