【話題】東証の大証株公開買付は1株48万円、M&A財務アドバイザーの算定価格は?

2011年11月22日 15:59

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

大阪証券取引所<8697>(JQS)は、22日(火)12時に2013年1月1日付けで東京証券取引所と経営統合すると発表した。

大阪証券取引所<8697>(JQS)は、22日(火)12時に2013年1月1日付けで東京証券取引所と経営統合すると発表した。[写真拡大]

★注目の財務アドバイザーは6社、CDF法などで価格算定

  大阪証券取引所 <8697> は、22日(火)12時に2013年1月1日付けで東京証券取引所と経営統合すると発表した。統合に先立って、東京証券取引所が、大阪証券取引所株式を1株48万円で公開買付(TOB)することから、22日の大阪証券取引所株は、後場、2万3000円高の44万4000円と前日の7500円高に続いて買われた。

  オリンパス <7733> の件以降、個人投資家の間でも「M&A財務アドバイザー」が話題となっている。今回の財務アドバイザーは大証側がゴールドマン・サックス証券、SMBC日興証券、モーリスの3社。東証側は、三菱UFJモルガンスタンレー証券、野村證券、大和キャピタル・マーケットの3社。大証の1株当りの評価範囲は次の通り。

【ゴールドマン・サックスの算定価格】 「市場株価分析市場」=32万5000円~48万2500円 「DCF分析」=45万1647円~66万6811円 「類似会社比較法」=19万5313円~53万8377円

【SMBC日興の算定価格】 「市場株価法」=37万8366円~39万2265円 「類似上場会比較法」=22万6953円~49万7852円 「DCF法」=43万7138円~55万4947円

【モーリスの算定価格】 「市場株価法」=36万5000円~39万8597円 「類似上場比較法」=35万1994円~45万3657円 「DCF法」=42万3853円~49万4027円

【三菱UFJモルガン・スタンレーの算定価格】 「市場株価分析」=32万5000円~41万9000円 「類似企業比較分析」=31万6431円~35万8622円 「DCF分析」=47万3354円~66万0290円

【野村證券の算定価格】 「市場株価平均法」=36万5000円~38万2113円 「類似会社比較法」=32万3415円~51万8654円 「DCF法」=47万3314円~62万4999円

【大和証券CMの算定価格】 「市場株価法」=34万5024円~38万2113円 「類似会社比較法」=50万7257円~60万1967円 「DCF法」=47万8730円~76万2453円

  両社は経営統合して持株会社「日本取引所グループ」を設立する。かつては、北から「札幌」、「新潟」、「東京」、「名古屋」、「京都」、「大阪」、「神戸」、「広島」、「福岡」の9つの取引所があった。現在は、新潟、京都、神戸、広島はなくなり、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5つの取引所となっている。さらに、2013年以降、札幌、名古屋、福岡がどのような形となるのかも注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
大王製紙は前会長の逮捕を受け続伸!株価材料も「霧」晴れる期待(2011/11/22)
野村ホールディングスは株式市場の低迷を受け安値更新(2011/11/22)
犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)
株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2011/06/22)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事