キリンHD、スキンカリオール社を100%子会社化へ 買収総額は約3000億円

2011年11月4日 11:17

印刷

 キリンホールディングス(キリンHD)は4日、ブラジルでビール事業および清涼飲料事業を展開するスキンカリオール・グループの発行済株式総数の49.54%を保有するジャンダンジル社の全持分を取得する持分譲受契約を、本日締結したと発表した。

 キリンHDは、今年8月2日の発表に基づき、スキンカリオール・グループの株式50.45%を、アレアドリ社から39.5億レアル(約1,988億円)で取得している。これと合わせ、今回キリンHDは、スキンカリオール・グループの株式を100%保有することになり、同グループを完全子会社化する。

 今回、キリンHDはジャンダンジル社の持分を総額23.5億レアル(約1,050億円)で取得するため、買収総額は約3,000億円となる。

 「ブラジルのビール・清涼飲料市場は、安定的な成長が見込める大規模市場であり、今後、キリングループの技術力や商品開発力、リサーチ・マーケティング力などを導入して、スキンカリオール・グループの事業基盤を強化し、同グループの成長加速を目指す」と同社はコメントしている。

関連記事