関連記事
ソニー、液晶テレビ「ブラビア」が発火の恐れ 約19万台を無償点検・修理
ソニーは12日、同社が2007年9月から日本国内で発売した液晶テレビ「ブラビア」において、特定部品に不具合のあるものが一部混入し、まれにテレビ内部で発熱・発火するものがあり、その結果、熱によりテレビ本体上部の一部が溶解に至る場合があることが判明したと発表した。その際に発煙、異臭を伴う場合があるという。
これを受け、同社は、対象製品の訪問点検と修理を無償で行うと発表。「本日より当社ホームページおよび10月13日付の新聞告知により順次案内させていただく」と報告している。
同社によると、本日(12日)現在、日本国内において、同じ原因によりテレビ本体上部の一部が溶解する事例が10件確認されているという。また、原因は現在調査中だが、当該製品において重大製品事故と認定された事例が1件発生しているという。なお、「これら11件全ての事例においてテレビ以外の物損やお客様がケガをされたとの報告は受けていない」と同社は説明している。
国内における対象機種の総販売台数は約18万9,000台。なお、全世界では、同じ部品を用いた類似構造の製品約160万台(国内含む)が販売されているが、日本以外ではこれまでに同原因による同様の事例の報告はないという。
無償点検・修理の対象製品は、「KDL-40X5000」、「KDL-40X5050」、「KDL-40W5000」、「KDL-40V5000」、「KDL-40V3000」。対象台数は国内の18万9,000台。対象不具合部品は、液晶バックライト点灯用とインバータートランス。
関連情報
スポンサードリンク