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みずほコーポ銀、ベトナム最大級の国営商業銀行と資本・業務提携
みずほフィナンシャルグループ傘下のみずほコーポレート銀行は30日、ベトナム最大級の国営商業銀行である「ベトコンバンク」と、資本・業務提携を行うことで合意したと発表した。
今回の提携は、みずほの「変革」プログラムにおける、「アジア」地域強化策の一環として、みずほグループとベトコンバンクグループとのパートナーシップ強化を通じ、高成長新興国であるベトナムにおけるコーポレートファイナンス、投資銀行業務、個人金融業務での協働等、同国における日系・非日系の顧客への更なるサービス向上を目指すもの。
みずほコーポレート銀行は、ハノイ及びホーチミンに支店を開設しているが、提携により、ベトコンバンクが持つベトナム国内拠点網や各種情報を活用したサービス提供が可能になることで、ベトナムにおける顧客の事業展開をサポートする体制を一層強化する。
資本提携に関しては、みずほコーポレート銀行はベトコンバンクが実施する第三者割当増資に応じることにより、ベトコンバンクの株式の15%(希薄化後)を取得する予定。これにより、みずほコーポレート銀行は、ベトナム政府に次ぐベトコンバンクの民間筆頭株主となる予定。また、今回の出資に伴い、みずほコーポレート銀行はベトコンバンクの取締役を1名指名する予定。
業務提携に関しては、みずほコーポレート銀行、みずほ銀行ならびにみずほ証券(以下、3社)が有する各種金融ノウハウと両グループの取引基盤を活用した、シンジケートローン、プロジェクトファイナンス、トレードファイナンス、決済業務を始め、投資銀行業務をも含む企業取引分野での相互協力を行う。また、ベトナムにおける個人金融業務での連携を目指す。
さらに、3社が有するプロダクツ・リスク管理・内部管理等に関するノウハウのベトコンバンクへの提供を始め、人材教育などの技術支援を提供する。なお、3社に限らず、他のみずほグループ各社との連携も視野に入れているという。
今後、必要な当局認可を前提に、2012年3月末までの株式払込を予定している。
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