登録販売者受験資格の実務経験 公平競争を阻害

2011年9月26日 11:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 一般用医薬品の販売については医薬品の副作用リスク(危険度)に合わせ、最もリスクの高い第1類医薬品については薬剤師のみが販売できることとし、2類、3類医薬品については薬剤師と都道府県が実施する「登録販売者試験」に合格し、登録した登録販売者が販売できることになっているが、日本経済団体連合会は登録販売者試験の受験資格が実質的に異業種参入を阻害し「公平な競争環境になっていない」として、受験資格要件の見直しを政府に求めた。

 経団連では「現在の登録販売者制度では、満1年以上の実務経験が受験資格になっていることから、実質的に1年目からの異業種参入ができず、公平な競争環境にない」と訴え、「受験資格から実務経験要件を撤廃するか、実務経験にかわる研修制度による研修修了者に受験資格を付与するよう制度を見直すよう」求めている。
(編集担当:福角忠夫)

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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