【読者と一問一答】月足チャートで8月相場はどうなる?月初安く始まって後半高の可能性

2011年7月29日 20:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■8月は「転機」に!新内閣発足で新しい相場スタートも

  【問い】 7月相場が終わりました。日経平均の月足チャートで見て、8月相場はどうですか。

  【答え】 7月の日経平均は9878円で始まり、途中、1万0207円までつけるなど順調に推移。月末は、1万円台で引けるだろうとみられていました。しかし、結局は9833円で引け、7月の月足は「陰線」となってしまいました。

  これで、今年1月から陰線と陽線が見事に交互に形作られています。また、7月の高値と安値の差が僅か383円と6月の533円より、さらに小さくなりました。

  7月の月末にかけて日米の政局不透明感が強まり、円高が一気に進み、最初は好調だった4~6月決算発表においても月末には主力どころの不振が目立つようになったためです。

  では、8月はどう動くか。日経平均が煮詰まっているため、どちらかに放れる可能性は強いといえます。とくに、8月上旬にはアメリカの債務問題が控えているため、安く始まる可能性がありそうです。

  しかし、陰線・陽線の順列から言うと8月は陽線の順番です。安く始まれば、8月は後半にかけて反発し陽線となることが予想されます。日本では8月に国会が会期末を向かえ、菅総理の退陣も予想されます。それを機に新しい相場がスタートする可能性も見込めそうです。8月は「転機」の月になりそうです。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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