東芝、HDD/SSD/NANDストレージデバイス事業を一体化

2011年6月23日 14:51

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 東芝は23日、半導体事業を手掛ける「セミコンダクター社」とストレージ事業の「ストレージプロダクツ社」を統合して新カンパニー「セミコンダクター&ストレージ社」を設立すると発表した。ハードディスクドライブ(HDD)とソリッドステートドライブ(SSD)を組み合わせたストレージシステムの構築に対応するなど、ストレージデバイス事業の強化を図る。

 同社によると、今回の組織改正では、競合環境の変化に対応した統合事業体制を確立し、各製品の開発力向上や販売拡大を目的としているという。具体的には、「顧客サポートの統合、エンタープライズ向け及びコンシューマ向けSSD開発の一体化による効率向上、商品の差異化、販売窓口の一本化による営業力強化などを実現する」(同社)としている。

 また、サーバーやストレージシステムでは、HDDとSSDを組み合わせて最適なストレージシステムを構築するというニーズが高まっており、今後はSSD開発の一体化や販売窓口の一本化で、こうしたユーザーの要求にも応えていくという。

 セミコンダクター社は、NAND型フラッシュメモリやコンシューマ向けSSD事業を展開し、セミコンダクター社では、ハードディスクドライブ(HDD)やエンタープライズ向けSSDなどを手掛けていた。

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