現代美術展を見て来た、百貨店株を見てみた=田北知見の銘柄ウオッチ

2011年6月17日 16:51

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

東京・日本橋の日本橋高島屋で20日まで開催の『ジパング展~31人の気鋭作家が切り拓く、現代日本のアートシーン。』を見て来た。現在の日本(の一断面など)を描いたと思われる、現代絵画、映像、立体などの作品が展示されていた。

東京・日本橋の日本橋高島屋で20日まで開催の『ジパング展~31人の気鋭作家が切り拓く、現代日本のアートシーン。』を見て来た。現在の日本(の一断面など)を描いたと思われる、現代絵画、映像、立体などの作品が展示されていた。[写真拡大]

(株式ジャーナリスト:田北知見の銘柄ウオッチ)

  東京・日本橋の日本橋高島屋で20日まで開催の『ジパング展~31人の気鋭作家が切り拓く、現代日本のアートシーン。』を見て来た。現在の日本(の一断面など)を描いたと思われる、現代絵画、映像、立体などの作品が展示されていた。百貨店の催事という位置づけだからか、難解な作品はほとんどなく、私のような素人が見ても「ああ、この作品はたぶん、あのことについて描いているのではないか」とか、「こういうことを言いたいのではないか」と想像できるような作品が多かった。ただ、私の想像が合っているか間違っているかは分からないが。

  最も気に入ったのは、山口晃の『山乃愚痴明抄』。一見、日本画の屏風絵か襖絵のように見えるのだが、実はキャンバスに油彩で描かれている。画面の一隅には、マンガで作者のボヤキ(?)が描かれており、おもしろかった。

  また、池田学の描いたブッダの作品も、とても好きだと思った。奈良の大仏の何倍もあろうかと思われる大きな仏像(摩崖仏?)と、その周囲でいろいろなことをしている沢山の人が描かれた作品だ。大仏は、左手の親指と人差し指で輪をつくるような形の印を結んでいるのだが、私にはそれが「OK」とか「グッド」のしるしに見えた。大仏様が「人はそれぞれの持ち場で頑張っているし、頑張ってない人もいる。賢明な人もいるし、愚かな人もいるし、いろいろな人がいる。でも、うん、それでいいんだよ」と慈悲深く言いつつ、ただ人々を見守っているような気がしたのだった。

  百貨店銘柄をウォッチしてみた。

★高島屋 <8233> (東1)

  高島屋 <8233> (東1)の17日終値は1円高の489円。単位1000株。PERは約11.7倍、PBRは約0.5倍となっている。チャートはこの2ヵ月ほど、直近高値の500円台央から続落トレンドとなっていたが、490円フシにあたり、ここ数日は反発のきざしが出ている。まずは550円フシまでの戻りを目指す。

★三越伊勢丹ホールディングス <3099> (東1)

  三越伊勢丹ホールディングス <3099> (東1)の17日終値は22円安の705円。単位100株。PERは約105.38倍、PBRは約0.7倍となっている。チャートはこの半月ほど、底値圏の700円台前半でモミ合いが続いている。材料難でもあり、中期でジックリ、リバウンドを待つ姿勢で、底値小すくいの場面か。(執筆者:田北知見 株式ジャーナリスト・日本インタビュ新聞社IR記者)

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