【銘柄診断】サンリオは高値更新、MSCI落選織り込み続伸業績買い直す

2011年5月27日 19:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  サンリオ <8136> は27日、67円高の3000円まで上げて、5月25日につけた年初来高値2985円を更新した。終値は30円高の2969円と続伸した。

  同社株は、中国でのテーマパーク展開観測報道や、MSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)株価指数の定期入れ替えに関連した新規採用思惑を高めて人気化したが、5月17日に採用落選が判明したことがボディブローとなって株価も下ぶれた。

  ただこの間、信用取組は大きく株不足となり逆日歩もつく好需給となり、今3月期業績も続伸が予想されていることから、再度、材料株人気を高め買い増勢となった。

  同社業績は、前期が今年4月の再上方修正値を上ぶれて着地し、純利益が93億8000万円(前期比2.1倍)と高変化した。

  欧州地域向けライセンス事業が大幅に増加したことが要因で、先物為替予約の為替差損などをカバーした。

  今期は、国内低採算店舗の退店や欧州地域の安定成長期入り、さらに米州の新成長などから続伸を予想、純利益は107億3000万円(前期比14%増)と市場コンセンサスを上回る。

  株価は、投資採算的に割高だが、需給主導の材料株人気で上値トライが続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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