【銘柄診断】沢井製薬は連日の高値、連続最高純益評価に売り方の買い戻しオン

　　沢井製薬 <4555> は２５日、９０円高の８０６０円まで上げて４営業日続伸し、連日の年初来高値更新となった。

　　今３月期の連続の過去最高純利益更新と増配を見直しディフェンシブ関連の割安株買いが続いており、売り方の買い戻しも増勢となっている。

　　同社の今期業績は、売り上げ７２５億６００万円（前期比１３％増）、経常利益１４４億円（同１３％増）、純利益８３億円（同１５％増）と予想された。

　　政府が、医療費抑制に向けなお２２％にとどまる後発医薬品の使用比率を目標の３０％に高めるなど「調剤体制加算」の見直しが進む追い風を受け、高血圧症治療薬などの生活習慣病関連が続伸することが要因となっている。

　　株価は、経営統合を提案したキョーリン製薬ホールディングス <4569> に統合を拒否されたことや前期第３四半期の好決算で年初来高値７８２０円まで１５００円高し、東日本大震災発生で年初来安値５８４０円まで急落、今期業績の連続最高純益更新・増配を買い直し高値追いとなっている。

　　信用取組は、今期予想業績が市場コンセンサスを下回ったことなどから売り長となり逆日歩もついており、ＰＥＲ１５倍台の割安修正をサポートしよう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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