【銘柄診断】東京エネシスは電力設備復旧の動きを受け、関連受注の増加に期待

2011年5月11日 16:38

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  東京エネシス <1945> は3月25日に597円の年初来高値に進むなど震災を克服したかに見えたが、その後は売り物が先行する調整場面を迎えている。東京電力 <9501> が24%強の株式を保有しており、膨らむ損害賠償に伴い同社株を売却するのではとの需給悪化懸念が株価の重石になっているようだ。

  同社は発電所機器の据付が主力だが、その主たる受注先は東京電力。電力供給の復活を急がねばならない東京電力はガスタービン発電を増加させる模様で、それに付随する特需発生の方向が想定される。2011年3月期は営業利益20億1100万円と前々期比2%減益にとどまった。

  今2012年3月期は東日本大震災の影響により現時点で合理的な算定が困難なため未定としている。ただ、東京電力が東日本大震災により被害を受けた火力発電設備等の復旧工事に取り組む動きなどからは、基本的に業績がそう落ちこむ状況には無い。売り一巡をまって出直り相場に転じるパターンが期待できる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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