各社、本格的なクラウドサービスの展開を開始

2011年3月4日 11:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 パナソニック システムソリューションズ ジャパンは、複数のユーザがサーバ環境を共有し、演算装置や記憶領域などの資源を共有するサービスであるクラウド1型サービス事業の本格的な展開を開始する。

 具体的には「デジタルサイネージ」「ネットワークカメラ」「エコソリューション」「HD映像コミュニケーション」などの、高機能なアプリケーションやコンテンツデータのダウンロード、SaaS型のシステム運用を可能とし、ストア・リテール分野、コミュニケーション分野へより一層便利に活用できるサービスを提供。また、24時間・ 365日の遠隔リモート運営支援や全国のサービスステーションサービス網により、安定的なシステムの運用などクラウドサービスをトータルでバックアップする体制も構築している。

 第1弾として4月からはパナソニック システムネットワークス製のデジタルサイネージソリューション「NMstage(エヌエムステージ)」の運営効率化を可能とするクラウド1型サービスを提供。サービス利用者は、配信機能などをクラウド型で運用することで、サーバ機器の購入が不要となり、より手軽にデジタルサイネージを導入することができるという。また「NMstage」の持つ高度な表現力をそのままに、配信コンテンツの登録やプレイリスト、スケジュールの登録・配信などの指示管理がユーザーがすでに保有しているパソコンのブラウザからの操作で可能となり、手軽にサイネージの利用ができる。さらに今後「客層分析システム連動オプション」を提供、ネットワークカメラを接続することで、来店客の性別や年齢にあわせてデジタルサイネージのコンテンツを切替表示することが可能となり、より一層の購買誘導の向上などが期待できる

 一方、日本ラッドはSaaSesブランドで提供するサービスで、高い信頼性と性能要求に対応するエラスティック・クラウドサービス「インダストリア」を3月3日から開始する。同シリーズはビジネス用途向けの高信頼性を実現しながら、国内随一のハイコストパフォーマンスを実現。同等信頼性同等性能/機能の海外有名IaaSの約2分の1以下の価格、日本国内のサービスに対しては40分の1程度のハイコストパフォーマンスを可能としている。

 「インダストリア」は今後、豊富なビジネス向けオプションサービス群をリリースすることにより企業基幹業務システムでの利用やサービスプロバイダ(ゲームサービス・SNS等)、受託ソフトウェアハウス・パッケージソフトウェアハウスのソフトウェアをSaaS化するために必要な様々なオプション群をリリースしていく予定だ。

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