【銘柄診断】神鋼商事は増収率の大きさに注目、来期業績も続伸が有力に

2011年2月23日 18:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  神鋼商事 <8075> は目先調整局面にある。今2011年3月期第3四半期累計決算は売上げが6428億円と前年同期比26%増、営業利益も55億4400万円と同34%増益を達成した。

  特に売上げの大幅増加は目を見張るほどの数字である。鉄鋼セグメントでは中国向け輸出の取り扱いが増加し、鉄鋼原料セグメントでは鉄鉱石、石炭の取扱量が増加。非鉄金属セグメントも半導体向けに銅板条の需要が増加と全部門にわたり売上げは好調。

  今期通期については売上げ9100億円と前期比32%増、営業利益74億円と同29%増益を見込んでいる。今期の業績回復のリード役は鉄鋼部門だが、中国の鉄鋼需要は今年後半にかけさらに回復感を強める方向が予想されており、来2012年3月期の業績も続伸の可能性が強い。

  市況関連企業とはいえ、今期水準でも6倍台というPERは、来期動向を取り込めばさらに割安感が強いものになる。一呼吸入れた後、相場は再騰に転じる方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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