佐渡高校が甲子園出場で注目される『佐渡島』=犬丸正寛の見聞記

2011年2月17日 20:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

3月23日に開幕する今年の「春の甲子園」高校野球大会。春夏を通じて、初めて出場する新潟県立・佐渡高校。失礼ながら、観光、文化での佐渡は著名でもスポーツ、とくに野球では強いという印象はなかった。驚いているのは地元でも同じようで、地元での喜びは日々高まっているという。

3月23日に開幕する今年の「春の甲子園」高校野球大会。春夏を通じて、初めて出場する新潟県立・佐渡高校。失礼ながら、観光、文化での佐渡は著名でもスポーツ、とくに野球では強いという印象はなかった。驚いているのは地元でも同じようで、地元での喜びは日々高まっているという。[写真拡大]

■市は1000万円の予算を計上

  3月23日に開幕する今年の「春の甲子園」高校野球大会。春夏を通じて、初めて出場する新潟県立・佐渡高校。失礼ながら、観光、文化での佐渡は著名でもスポーツ、とくに野球では強いという印象はなかった。驚いているのは地元でも同じようで、地元での喜びは日々高まっているという。

  佐渡市役所総務課によると、「学校の同窓会、OB会を中心として支援する組織ができているようです。市としては、<甲子園へ送る会>をつくって応援体制をとっています。甲子園への足代として1000万円の予算も計上しました」という。

  佐渡島は人口約6万4000人、自然豊かで伝統芸能など観光資源に恵まれている。訪れたい場所ながら遠いという印象の人には、甲子園で、恐らく、応援歌に「佐渡おけさ」が流れることだろうから、一気に佐渡へ旅する気持ちが高まることだろう。

  「甲子園効果がどのような形で観光面などに現れるか想像できません。今は、これまで通り、自然のすばらしさ、文化、芸能などの優れた点をていねいに紹介していきます」(総務課)ということだ。

  とくに、目立った選手がいるということはなさそうで、「全員野球」がチームカラーのようだ。初出場のチームが甲子園で1勝を挙げることは大変難しいものの、佐渡旋風を引き起こしてくれることを楽しみにしたい。

■注目される佐渡汽船

  佐渡に本社を置く上場企業は少なく、ジャスダックに上場の佐渡汽船 <9176> (JQS)がある程度。同社は佐渡と新潟をジェット船とフェリーを就航させている有力企業。10年12月期(予)では、売上120億円強、営業利益約7億円の成績。甲子園で佐渡高校の人気が盛り上がれば同社株に対する人気も上昇が予想される。直近の同社株は237円。(写真=佐渡汽船の新潟・両津間を運航するジェットフォイル3隻と大型旅客カーフェリー「おけさ丸」)(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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