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【銘柄診断】ラオックスは今期急回復決算を見込むも先行きの見通しに不透明さ
ラオックス <8202> が続落している。2月15日に発表された前2010年12月期の営業利益は2億4300万円の損失(前々期21億2400万円の損失)と不振だった。新規出店や海外からの観光客の増加で免税品の売上が順調に展開していたが、急激な円高の進行や日中関係の影響等により後半鈍化傾向となったことが響いた。
今2011年12月期については営業利益3億3500万円と急速な回復決算を見込んでいる。「国内店舗事業」では既存店の強化と新規出店を行い、ショッピングを気軽に楽しめる店舗づくりを継続的に実現し、「中国出店事業」もジャパニーズライフスタイルを体現する日本商品を中国蘇寧電器内にショップインショップという形式で店舗展開を加速する方針だ。
ただ、前期は3回にわたって業績の下方修正を行っている。エコポイントの終了などで国内家電量販店のおかれた環境は厳しさを増しており、先行きの不透明感が拭えるまでは大きな動きは期待しにくい。信用買い残も直近で2062万株と高い水準にあり、整理未了感も強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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