【銘柄診断】一正蒲鉾は競争激化で減益、北海道の新工場建設で売上げ増を狙う

2011年2月10日 18:07

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  一正蒲鉾 <2904> が9日に発表した今2011年3月期第3四半期累計決算で売上げは164億円と前年同期比3%増を確保した。

  涼味商品の需要が拡大した「食品」部門、サラダ素材としての需要が中心の「シーサラダ」部門、比較的気温変動の影響を受けにくい「調理済み」おでん部門が順調に推移した。

  まいたけのきのこ部門も主要取引先を中心にした販売強化に継続的に取り組んだことが奏功、売上は前年同期比11%増を記録した。ただ、競合企業との競争が激化したため、営業利益は12億1300万円と前年同期比28%減少した。

  通期については売上げは290億円と前期比2%増、営業利益は15億2000万円と同24%減を見込んでいる。なお、小樽市内の現工場の近くに確保していた土地に新工場を建設し、生産能力を1・4倍に高める。2011年4月に着工し、12年5月に完成する予定で新工場建設で北海道でのシェア拡大を目指す方針。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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