【銘柄診断】マルマエの足元の悪さは織り込み業績ウオッチの展開に

2011年2月4日 18:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  マルマエ <6264> の今2011年8月期の売上げは2億7900万円と前年同期に比べ27%増加した。FPD、半導体などの製造装置及び部品が好調に推移したことが要因。ただ、固定費が収益を圧迫し営業利益は3700万円の損失(前年同期は6000万円の損失)となった。

  前2010年8月期まで3期連続の営業損失を記録し、かつ今期スタートの第1四半期業績も低調だったことから、今回、継続企業の前提に関する注記を付与した。これを受け、同社は従業員の給与削減や役員報酬額の減額、あるいは事業所単位に捕われない全社営業による営業の強化、そして生産管理の強化などにより業績を上向かせる方針を明らかにしている。

  継続企業の前提に関する注記が公表されたにも関わらず株価はほとんど無反応に終始しており、足元の悪さは株価には織り込み済みのニュアンスだ。通期では売上げが11億円と前期比17%増加するが営業利益は3700万円の損失(前期2億2700万円の損失)の見込み。水面上への浮上にあと少しと迫っており、今期第2四半期以降の業績をウオッチングする展開になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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