【銘柄診断】ＡＢＣマートは価値重視へ方針を転換、売上げ増が鮮明に

　　エービーシー・マート <2670> は着実な上昇トレンドの途上にある。１月１２日に発表された２０１１年２月期第３四半期の累計決算は営業利益が１９１億円（前年同期１７６億円）の順調な決算となった。

　　高機能商品訴求のための広告宣伝投入・積極出店のための人件費投入により、やや収益率がダウンの傾向にあったが、今期下期以降の商品の価格訴求から「価値訴求」への方針転換がうまく奏功し、業績は想定以上に順調に推移している。

　　四半期ごとの売上げ状況を見ても、今期第１四半期の前年同月比２．５％増から第２四半期は同４．５％ダウンに見舞われていた。それが第３四半期に０．５％増とプラス転換、第４四半期スタートの１２月は前年同月比２．２％増と上げ潮ムードをさらに鮮明にしている。このため今期に続く２０１２年２月期も増益基調を継続の可能性が強まっている。売り残増加で日証金では連日逆日歩が発生しており、株価の目先妙味を盛り上げる要因になりそう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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