上昇日柄も4ヶ月超で『目先底を探る動き』=犬丸正寛の相場展望

2011年1月21日 18:17

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

来週(24日~28日)の相場は、『目先底を探る動き』だろう。日経平均は昨年9月1日の安値8796円から、1月13日の1万620円まで20.7%上昇し、上昇日柄も4ヶ月超に達し、ひとまず目先の天井をつけた感がある。

来週(24日~28日)の相場は、『目先底を探る動き』だろう。日経平均は昨年9月1日の安値8796円から、1月13日の1万620円まで20.7%上昇し、上昇日柄も4ヶ月超に達し、ひとまず目先の天井をつけた感がある。[写真拡大]

★銘柄ごとに≪戻り≫をしっかり見極めること

  来週(24日~28日)の相場は、『目先底を探る動き』だろう。日経平均は昨年9月1日の安値8796円から、1月13日の1万620円まで20.7%上昇し、上昇日柄も4ヶ月超に達し、ひとまず目先の天井をつけた感がある。

  この間、外交問題、為替動向を睨みながら、輸出関連銘柄から地方本社の出遅れ銘柄まで幅広く買われた。ひとまず、ご苦労様である。

  さて、調整としては、週足で13週線なら1万円前後、26週線なら9700円が下値のメドとなる。とくに悪材料が予想されるわけではないから13週線まで押せば十分だろう。むしろ、重要なことは、仮に、13週線で下げ止まったとして、その後の戻りが、どの程度になるかがポイントである。

  もしも、戻りが小幅にとどまるようだと、3月年度末へかけての本格調整を頭に入れておく必要がある。

  これから、3月期決算の第3四半期(4~12月)決算が本格化するため、個別に業績の良い銘柄を物色する相場とみられる。そして、チャートとにらめっこで、銘柄ごとに、戻りをしっかり見極めることだ。とくに、これまで4ヶ月間、出番のなかった売り方(空売り)にとっても、戻り場面で売りを仕掛けるチャンスでもある。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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