【銘柄診断】魚力は後半の月次売上げが回復に転じる、グローバル化にも積極的

2011年1月18日 13:46

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■業績好転に向かう妙味株

  魚力 <7596> は業績が回復感を強めつつある。2011年9月中間決算の既存店ベースの売上げは前年同期比96.5%であったのに対し、2011年3月期後半に入ってからは10月が前年同月比99.5%、11月98.5%、12月98.1%と中間決算実績を上回るペースで進んでいる。

  12月は全社ベースでは100.1%と100%を上回ったが、これは2009年9月の100.1%以来のことになる。同社はこれまでの実績をベースに総合的な「海産流通企業」を目指しているが、そのために小売事業の中京圏を中心とした店舗網の拡大、寿司飲食店と海鮮居酒屋の展開、そして世界的な鮮魚の需要拡大を背景にグローバルな鮮魚流通を進めていく。

  当面は設立3年目に入った米国の鮮魚卸会社の事業拡大に取り組んでいる。それに合わせ子会社UKトレーディングを設立、海外との魚介類の輸出入を積極的に取り扱う方針だ。株価は減額修正を機に一段安に売られたが、業績好転への兆候も見え始めており、底値固めも最終局面を迎えつつあるニュアンスだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
日産自動車:「日産の挑戦は、つぎの100年へ」を開催!なつかしの車を展示(2011/01/18)
シャープの「プラズマクラスター」電車にも採用され3000万台達成(2011/01/18)
相場は計算と直感で攻める=犬丸正寛の相場格言(2010/12/30)
ケイ線・チャートは相場の杖である=犬丸正寛の相場格言(2010/12/24)
悪い時には悪いことが重なる=犬丸正寛の相場格言(2010/12/20)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事