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【銘柄診断】東京電力は大量公募増資が響く、利食い売りが株価の頭抑え要因に
東京電力 <9501> は人気離散状態に放置されている。昨年10月に公募価格1834円で約2億2700万株、発行済み株式総数の18%弱という大量公募増資を行いその後遺症にあえいでいる。
昨年11月以降公募価格を上回る水準での展開を続けているが、公募増資応募の向きの利食い売りが株価の頭を抑え、上値に伸びる勢いが感じられない。
柏崎刈羽原発6、7号、1号機に続き2010年11月に5号機が発電を再開しているため、燃料価格上昇を吸収して2011年3月期は会社側見通しの営業利益2750億円を上回る3300億円(前期2844億円)へ上振れての着地が有力になっている。
柏崎刈羽原発3号機が今期中に復旧工事を完了する見通しにあり、アナリスト筋は2012年3月期についても利益続伸を想定する向きが多い。
実態面からは見直し買い流入も考えられるが、同社の場合はあくまでも需給が当面株価を左右する最大の要因である。公募増資実施から約3か月の日柄を経過、時間的には売り一巡感が強まってもおかしくないタイミングだ。全体相場の水準切り上げとの見合いでは出遅れ感もある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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