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【銘柄診断】一建設は綱引きしつつ下値を再模索
一建設 <3268> は、前日6日大引け後に発表した今1月期第3四半期(3Q)決算が、大幅増益で着地したが、1月通期業績を期初予想の据え置きとしたことに失望感を強めて利益確定売りが先行している。
同社は、戸建住宅開発・分譲のハウスビルダーでトップの位置にあり、同業他社に業績上方修正が相次いだことから業績期待を高め、さらに新株価指数「JASDAQ-TOP20」関連もオンして上場来安値から700円幅の底上げをしていた。
3Q業績は、前年同期比3%増収、42%経常増益、33%純益増益となり、1月通期業績対比の利益進捗率も、目安の75%をクリアした。税制優遇や低金利、住宅エコポイント制度などを背景に新設住宅着工戸数の回復が続いており、低価格・高品質の物件供給で戸建分譲戸数が5561棟、マンション分譲戸数が254戸、土地分譲が167区画、請負工事は2013件と続伸したことが要因となった。1月通期業績は期初予想に変更はなく、純利益は131億円(前期比28%増)と6期ぶりの過去最高更新を見込んでいる。
株価は、昨年12月に公開価格2300円で新規上場され今年2月に上場来高値3880円まで買われたものの、上場来安値2040円まで大きく調整、「JASDAQ-TOP20」の構成銘柄に選定されたことから底上げ、調整幅の3分の1戻しまでリバウンドした。PERは5倍台と割安であり、綱引きしつつ下値を再模索しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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