前場の東証1部新高値銘柄数は「0」!後場も通せば今年2度目に=犬丸正寛

2010年10月20日 11:52

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

20日(水)、午前のマーケットでは東証1部の新高値銘柄数が「0」となった。後場も新高値数がゼロとなるかどうか注目される。仮に、1日を通して「0」となれば、去る8月25日(水)に続く、今年2度目。

20日(水)、午前のマーケットでは東証1部の新高値銘柄数が「0」となった。後場も新高値数がゼロとなるかどうか注目される。仮に、1日を通して「0」となれば、去る8月25日(水)に続く、今年2度目。[写真拡大]

■ドル安(円高)の最終章となる可能性も?

  20日(水)、午前のマーケットでは東証1部の新高値銘柄数が「0」となった。後場も新高値数がゼロとなるかどうか注目される。仮に、1日を通して「0」となれば、去る8月25日(水)に続く、今年2度目。

  新高値銘柄数がゼロとなることは、マーケットの先行指標的な動きがある。8月25日の時は、4月の高値1万1408円から下げてきた日経平均が8807円で最初の安値をつけた時と一致する。その後、9月1日に8796円で二番底をつけ、今回の9700円台までの戻りにつながった。

  「新高値銘柄数がゼロとなることはマーケットに弱気というより、諦めに近い見送り気分的な雰囲気となる場合が多い。いわゆる、相場でいう<陰の極>という状態である」(中堅証券チャーチスト)。8月25日の時も水曜日、今回もこのままゼロなら同じように水曜日。これは単なる偶然としても、ただ、データ的には火、水曜日が転機となることは多い。まもなく、韓国でG20が始まる。ひょっとすると、ドル安(円高)の最終章となる可能性もあり相場反転の可能性も秘めている。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)

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