台湾泓徳能源、日本3GW開発を加速 AI電力取引で年25億円へ 蓄電×電力市場×EV充電で総合エネルギー戦略
配信日時: 2026-03-17 18:12:00
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泓徳能源、第25回スマートエネルギーWeek 2026に出展
台湾のスマートエネルギー企業、泓徳能源(HDRE)は17日、東京ビッグサイトで開催される「第25回SMART ENERGY WEEK ~スマートエネルギーWEEK~【春】」に出展した。会場では、蓄電池ソリューション、電力取引、EV充電サービスの3つのソリューションを軸に、日本市場での開発成果と今後の事業展開を紹介している。
泓徳能源は日本市場で着実に事業を拡大しており、本展示会への出展は今回で3年連続となる。今回の展示では、蓄電池ソリューション、電力取引、EV充電サービスを柱に、日本におけるエネルギー事業の総合戦略を紹介する。「蓄電池ソリューション」分野では、日本各地で進める蓄電所および再生可能エネルギー開発の取り組みや、北海道Helios蓄電所の商業運転開始後の電力市場取引実績を示す。「電力取引」分野では、Star TradeプラットフォームとPower Bankモデルを活用し、AIによる価格予測と複数市場の取引戦略を組み合わせた電力資産運用能力を示す。また「EV充電サービス」では、EV充電ブランド「SHUUSTAR」によるスマート充電サービスとプラットフォーム型運営モデルを紹介する。
泓徳能源は日本において総計3GW規模の開発パイプラインを推進しており、北海道、東北、中部、関東、関西、九州、中国地方にわたり事業を展開している。北海道に位置する50MWのHelios蓄電所は2025年末に商業運転を開始し、日本卸電力取引所(JEPX)での電力取引に参入。さらに3月18日から需給調整市場(EPRX)にも参入し、2028年には容量市場への参加も予定している。Star Tradeプラットフォームとトレーディングチームによる運用により、Helios蓄電所の2026年の電力取引収益は約20億円を見込む。2027年から2028年にかけて蓄電市場の需要が堅調に推移する中、年間収益は約25億円規模へ拡大する見通しだ。
容量市場では、日本の長期脱炭素電源オークション(LTDA)に注力している。泓徳能源は2024年に100MWで落札し、台湾企業として初めて同制度で採択された。2025年には300MWを追加で落札し、2026年には800MW規模での入札を計画しており、政府による20年間の補助制度を活用した長期収益の確保を目指す。
電力取引分野では、グループ会社の星星電力がStar TradeプラットフォームのAI価格予測モデルと蓄電資産の運用能力を組み合わせ、Power Bankモデルによる電力取引ソリューションを展開している。これによりエネルギー事業者に対し多層的なヘッジ戦略を提供しており、最近では日本の主要小売電気事業者である中部電力ミライズと電力取引およびリスクヘッジ分野で提携契約を締結し、日本市場での事業展開を加速している。
また、泓徳能源は三菱電機などのパートナー企業と共同でHeLM Aggregationを設立し、アグリゲーションおよび小売電力事業を展開している。日本企業による再生可能エネルギー調達を支援し、脱炭素化の推進に貢献することを目的としている。今後も日本市場での事業基盤を拡大し、エネルギー資産の開発、電力取引、エネルギーサービスを統合したスマートエネルギー事業を推進していく。
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